5月 幻のお米…農林22号種まき
自然栽培では、
昨年収穫したお米を取って置き、
次の年に種としてまきます。
それには大きな理由があって、
自然栽培では無農薬はもちろんのこと
化学肥料・有機肥料・除草剤も使いません。
薬毒(農薬の毒素)と肥毒(肥料の毒素)があるという考えがあります。
それぞれの生物に遺伝があるように、
稲にも遺伝があります。
子供が親に似ているとき、
「遺伝だね」といいますよね。
それと一緒です。
自然栽培で育てた、お米をとっておき
その種を次の年に撒くことで、
農薬や肥料の遺伝子が入っていない
安心で安全なお米を作ることができます。
1週間後・・・田植えがはじまります
本当は、田植えの前に
田起こしという田んぼの準備があります。
ただ、水を入れて
田植えをするだけじゃないんですよ(^^;)
8月 真夏…手作業での田んぼの草取り
自然栽培で一番大変なのは、
真夏の除草作業です。
炎天下の厳しい暑さの中、
毎日のように草取りに追われます。
しかし除草剤を使わないため、
田んぼの中には
沢山の生き物が元気に生きています(*^^*)
11月 刈り取りの時期、いよいよ収穫です
広大な田んぼへの田植え、夏の草取り、
田んぼの水の調整を経て、やっと収穫です。
農林22号は稲の背丈が高く、
機械での栽培がむずかしく
今では希少な品種になってしまいました。
収穫期の稲穂は迫力のある綺麗な稲姿です
11月 天日干し、稲こき
収穫したてのお米は
約20%程度の水分を含んでいます。
乾燥機で火力乾燥させる方法(機械乾燥)と
お日様の力で乾燥させる方法(天日干し)がありますが
当店ではお日様の力で、
ゆっくり、じわじわと乾かします。
天日干しは、刈り取った稲を束ねて
稲架(はさ)と呼ばれる横木に吊るします。
この作業が意外と大変なんです。
でも、天日干しの方が機械乾燥より
断然おいしい!
自然から頂いた
生命力の溢れるお米
農林22号は…しっかりした中にも、
粘り・甘みがあり、とても美味しいです
このお米を使い、
米麴にしてお味噌にいれます